2013年12月31日火曜日

裏庭の植物


今年、カフェウィステリアの「裏庭 2013 堅田あずさ 個展」で展示させていただいた「裏庭の植物」。
F15サイズのキャンバスに、アクリル絵具で描きました。
「裏庭」という言葉から連想するイメージは人によって様々だと思います。
私は「いろいろな植物や動物が混沌としている中から何かが生まれる」イメージかな。
私にとって2013年という年もそういう年だったような気がします。
今年は娘が中学校に入学して、お弁当作りや学校行事などで忙しい年でした。
いろいろ大変なこともありましたが、初めて上高地に行って自分の名前の由来である梓川を見たり、カフェウィステリアで個展をさせていただいたり、充実した一年でした。
お世話になった皆様に心より感謝申し上げます。
皆様良いお年をお迎えください。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。

2013年12月16日月曜日

Hot chocolate サイトウナオコ

藤沢のatelier kirigirisで開催されているサイトウナオコさんの展覧会「Hot chocolate」をみてきました。
赤ちゃんのかたちをしたオブジェ「HARUO」の世界と、ジュエリー部門「HARUO FUNTIMES」。
HARUOは今回はちょっとゴージャスな衣装。
ジュエリーはとても細かいところまで遊び心が散りばめられていて、見ていて楽しいです。
作家のサイトウナオコさんから、制作や作品についてお話を伺うことができました。
「Hot chocolate」、開廊日等はatelier kirigirisのHPをご確認ください。
atelier kirigiris  http://atelier-kirigiris.com

atelier kirigiris2階のBOOKSHOP Kasperにもお邪魔して、楽しいひとときを過ごしました。
BOOKSHOP Kasper http://www.kasper.jp/

2013年12月3日火曜日

「世界一美しい本を作る男-シュタイデルとの旅-」

渋谷のシアター・イメージフォーラムで、「世界一美しい本を作る男-シュタイデルとの旅-」を観てきました。
ドイツの出版社シュタイデルの経営者、ゲルハルト・シュタイデルの本作りを追ったドキュメンタリー映画です。
映画のタイトルと予告編に惹きつけられほとんど予備知識のない状態で観ましたが、とても興味深い内容でたいへん勉強になりました。
世界を旅して様々なアーティストと会い、細部まで徹底的にこだわって美しい本を作り上げていく様子を見て、この人は本を作ることとか本そのものが心から好きなんだなと感じました。
仕事とは何か、美しいとはどういうことか。
いろいろ考えさせられました。
シュタイデルさんに到底及ばなくても私も絵を描くという自分の仕事を愛して、小さなことでも自分にできることを精一杯やっていきたいと思いました。
とても気になっていた映画だったので、観に行けてよかったです。

世界一美しい本を作る男-シュタイデルとの旅-HP  www.steidl-movie.com

2013年11月26日火曜日

2013 アベ ミキ 個展 「星々の方舟」

千代田区平河町のカフェウィステリアで、アベ ミキさんの個展「星々の方舟」が開催されています。
ペンで描かれたモノクロの世界は幻想的で、大きい作品はダイナミックな存在感が、小さい作品にも大きな空間の広がりが感じられます。
まるで実在する世界を描いているかのような、リアリティーのあるタッチ。
カフェウィステリアでお茶やお食事をいただきながら、アベさんの作品を見て空想の旅に出かけられるかも?
この展覧会は、2014年1月31(金)までです(営業時間9:00~18:30、土日祝日及び年末年始はお休みです)。

2013年11月23日土曜日

裏庭 2013 堅田あずさ 個展 終了しました 

9月24日から千代田区平河町のカフェウィステリアで開催された「裏庭 2013 堅田あずさ 個展」は昨日11月22日で終了しました。
ご来場いただいた皆様、作品を買ってくださった方、展示の宣伝をしてくださった方、「見に行けないけど頑張って!」と励ましの言葉をくださった方、まことにありがとうございました。
感想ノートのメッセージも、とても嬉しく読ませていただいております。
そして今回お世話になったカフェウィステリアのマスター、東京デザインパーティーの長根さん、DESIGN STUDIO  CO.MOCHI の武田さんにも御礼申し上げます。
私は植物が好きですが庭を持っておらず、今回は植物の絵を集めた展示を庭に見立てて期間限定の「裏庭」とさせていただきました。
カフェウィステリアのインテリアとの調和を目指し、作品の色はグリーンで統一しました。
カフェウィステリアのおいしいお茶やお食事とともに展示をご覧になって、皆様に思い思いの時間をお過ごしいただけたなら幸いです。

 

 

 
皆様、本当にありがとうございました。
これを糧にこれからも絵を描き続けていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

2013年11月13日水曜日

studio μ 窓の絵 「シロクマ」


藤沢のバッグ・小物のshop&工房、studio μ(スタジオ ミュー)さんの窓にシロクマの絵を描かせていただきました。


 

studio μさんにはクリスマスプレゼントにもぴったりの素敵なバッグや小物が揃っています。
私は個人的には、新作のリュックのデザインが好きです。
 お気に入りのバッグがあれば、寒い冬の外出も楽しくなりそう。
是非お出かけください。(月曜定休、火曜不定休です)

2013年11月10日日曜日

BOOKSHOP Kasper 「ミグラードの部屋」

藤沢のBOOKSHOP Kasperで開催された朗読会「ミグラードの部屋」に行ってきました。
『ミグラード 朗読劇「銀河鉄道の夜」』という本に関わった作家の温又柔さんと音楽家の小島ケイタニーラブさんが出演され、飛び入りで笠間直穂子さんが日本語とフランス語の朗読をされました。
日本語、中国語、台湾語、フランス語、エスペラント語、それぞれの言語の響きと小島さんの素敵なギターと歌声を楽しみました。
今年中学校に入学して英語部に入った娘も一緒に行き、いろいろな言葉を生で聞いて貴重な体験ができたと思います。
様々な言語にギターの音、ベルの音、水の音などが組み合わされて美しい構成になっていましたが、お話の内容は考えさせられる部分もありました。
自分は普段、けっこう狭い世界の中で生きているなと思ったり。
小島さんの温かく透明感のある歌声も素敵でしたし、温さんと笠間さんがきれいな声でよどみなく朗読されるのを聞いて、自分で文章を黙読するのとは違う、朗読が持つ独特の力を感じました。
良い経験をさせていただき、ありがとうございます。

BOOKSHOP Kasper  http://www.kasper.jp/

2013年10月28日月曜日

リン版画工房版画集展 ⅩⅡ

鎌倉のギャラリー&カフェ「ジャックと豆の木」で、リン版画工房版画集展 ⅩⅡを見てきました。
リン版画工房の皆さんの、様々な技法の版画作品や詩画集などが展示されていました。
版画は比較的小さめですが、ひとつひとつの作品にそれぞれの世界があり、しっかりとした存在感がありました。
繊細な雰囲気の作品が多いからか、様々な人が出品していても作品同士がぶつかることなく調和している印象を受けました。
詩画集は版画と言葉がお互いを引き立てあっていました。
私は植物の絵を描いているので植物をモチーフにした作品に自然と目が行きましたが、他の作品も素敵です。
展示を見ながらいただいたカフェのコーヒーもおいしかったです。
この作品展は昨日終了しました。

2013年10月21日月曜日

裏庭2013 堅田あずさ個展 開催中です


裏庭2013 堅田あずさ個展 開催中です。

会場 Cafe Wisteria カフェウィステリア
東京都千代田区平河町1-3-13寿ビル1階
(東京メトロ半蔵門線半蔵門駅1番出口から徒歩3分、
東京メトロ有楽町線麹町駅1番出口から徒歩5分)
会期 2013/9/24(火)~11/22(金)  9:00~19:00 土・日・祝日定休
※12:00~13:00はランチのお客様で混み合います。
※早めに閉店する日もあるようなので、18時過ぎくらいまでに行かれたほうがいいようです。
※化粧室にも一枚飾っていますので、よろしければご覧ください。

今日久しぶりに会場のカフェウィステリアに行き、メッセージ用のノートを読みました。
すでに足を運んでくださった方、ノートに感想を書いてくださった方、誠にありがとうございます。
私は以前は、人から評価される絵を描かなければと思っていた気がしますが、最近は植物を好きな人に共感してもらえるような絵を描きたい、とか、誰かの生活に寄り添えるような絵を描きたいと思うようになってきました。
今回の展示は作品も少ないしサイズも小さめですが、どれも一生懸命描いた絵です。
11/22(金)の会期終了まで残り一ヶ月となりました。
カフェウィステリアのおいしい食べ物・飲み物とともに、私の展示もお楽しみいただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。

2013年10月7日月曜日

中島尚子 木口木版画展

「鎌倉かわうそ」で、中島尚子さんの木口木版画展を見てきました。
藤沢にあったGALLERY  CNが期間限定で「鎌倉かわうそ」として第17回極楽寺・稲村ガ崎アートフェスティバルに参加しています。
とても素敵な空間で、中島さんの作品を楽しみました。
中島尚子さんの木口版画は小さな作品のひとつひとつに密度の濃い世界が表現されています。
モチーフをしっかり観察して、時間をかけて制作されていることが伝わってきます。
ただ単に「上手い」というのではなく、中島さんの「ものの見方」がそのまま作品になっているところが素晴らしいと思いました。
この展覧会は10/14(月)までです(10/7、8はお休みです)。

鎌倉かわうそ(GALLERY  CN) http://gallery-cn.sakura.ne.jp

2013年9月23日月曜日

裏庭 2013 堅田あずさ 個展 明日9/24(火)からです!


千代田区平河町のカフェウィステリアで、私の作品展が明日から始まります。
カフェウィステリアは落ち着いた雰囲気の喫茶店で、コーヒーや紅茶、サンドイッチやケーキもおいしく、使われている食器も素敵です。
ランチタイムにはパンの器にスープが入ったメニューもあり、器のパンをちぎってスープに浸しながら食べるとおいしいです(ランチメニューは今お休み中で、来週から再開の予定だそうです)。

今回の展示のテーマは「裏庭」。
庭を持たない私の、「裏庭」をイメージした作品展です。
裏庭の植物たちに是非会いにきてください。

会期 3013/9/24(火)~11/22(金)
住所 東京都千代田区平河町1-3-13寿ビル1階
東京メトロ半蔵門線半蔵門駅1番出口から徒歩3分、東京メトロ有楽町線麹町駅1番出口から徒歩5分
営業時間 9:00~19:00 土・日・祝日定休

昨年、一昨年の新橋での展示に比べると作品の数は少ないですが、全て新作です。
化粧室にも一枚飾ってありますのでご覧ください。
12:00~13:00はランチのお客様で混み合いますので、作品をゆっくりご覧になりたい方は時間をずらして行かれたほうがいいようです。
また、早めに閉店する場合もあるようなので、18:00過ぎくらいまでに行かれたほうがいいかもしれません。
私は基本的にはお店にはいませんが、ときどき行く予定です。
私がいないときも感想を書いていただくノートを置いてありますので、お名前とメッセージを書いていただけると嬉しいです。

カフェウィステリアのおいしい食べ物・飲み物と、私の展示をのんびり楽しんでいただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。

2013年9月7日土曜日

武田慶子展/上原正子9月展

千代田区平河町のカフェウィステリアで開催されている武田慶子さんの作品展と、銀座のギャラリー銀座陶悦で開催されている上原正子さんのバッグの展示会を見てきました。

武田慶子展は、色の使い方が独特な絵画の展示。
全体的に柔らかい雰囲気で、武田慶子さんの人柄が出ています。
私は特にブルーの抽象的な絵が気に入りました。
カフェウィステリアの武田慶子展は、9/20(金)までです(土・日・祝日はお休みです)。

上原正子9月展は、秋らしい色合いのバッグと小物が並んでいました。
デニムの小物やシックな黒のバッグも素敵でした。
どれも洗練された色と形で、持っているだけでお出かけが楽しくなりそうなものばかりです。
素材や大きさも様々なので、用途や好みに合わせて選べます。
ギャラリー銀座陶悦の上原正子9月展は、9/11(水)までです。

2013年8月31日土曜日

個展のお知らせ


 

東京都千代田区平河町の「Cafe Wisteria カフェ ウィステリア」で個展をさせていただくことになりました。
東京メトロ半蔵門線半蔵門駅1番出口から徒歩3分、東京メトロ有楽町線麹町駅1番出口から徒歩5分の喫茶店です。
カフェウィステリア住所 東京都千代田区平河町1-3-13寿ビル1階
会期 2013.9.24(火)~11.22(金)
営業時間 9:00~19:00
土・日・祝日定休です。

今回のテーマは「裏庭 2013」。
庭を持たない私の、架空の「裏庭」です。

臨時のお知らせ等がある場合はこのブログに載せますので、ご来場の際はブログをご確認いただければと思います。
カフェウィステリアのおいしいお茶や食事とともに、私の展示も楽しんでいただけるよう準備を続けています。
どうぞよろしくお願いいたします。

2013年8月22日木曜日

向日葵 2012-1、2012-2

向日葵 2012-1
 
向日葵 2012-2

昨年描いた2枚の向日葵の絵。
F3のキャンバスにアクリル絵具で描きました。
向日葵はいろいろな種類があって面白いので、また描きたいです。

最近は秋の個展の準備をしつつ、夏休み中の娘にカレーライスの作り方を教えたり、スパッゲティ・ミートソースの作り方を教えたりしています。
娘はこの夏、苦手だったゴーヤとししとうを食べられるようになりました。
苦味や辛味が少ない、新鮮なものに限りますが。
私は普段よりも長時間絵を描いて目をよく使うせいか、パソコンの画面を見ると目がチカチカしてくることも…。
個展の準備が整ってきたらこのブログにも情報を載せたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
今は制作に専念。

2013年8月11日日曜日

上高地 2013

スーパーあずさに乗って、上高地に行ってきました。
初めて行った上高地。
梓川の水は、冷たく澄んでいました。

一泊二日で一日目は松本からバスに乗り、河童橋から大正池まで行って上高地温泉ホテルに泊まり、二日目はホテルから明神橋まで行って上高地バスターミナルから松本までバスに乗りました。
普段車に乗らないせいか疲れていたのか、一日目のバスで頭が痛くなってしまいましたが、ホテルで温泉に入っておししい夕食をいただいてぐっすり眠ったら、二日目は元気になりました。
散策したときにいろいろな植物や動物に出会いました。
野生の猿を見たり、鳥の鳴き声を聞いたり、植物は大きな木もかわいい小さな花もたくさん見ました。
川はただ単に水が流れているのではなく、周りの植物や動物などと渾然一体となっていました。
今回はあまり時間がなく簡単なスケッチしかできませんでしたが、またいつか行く機会があれば、もっと絵を描きたいです。

 

2013年8月5日月曜日

フクモ陶器 meets 野塾 「週間書道自身」

藤沢のatelier kirigirisで、フクモ陶器 meets 野塾 「週間書道自身」が開催されています。
書かない書道「書かず道」を主題とした素晴らしい展覧会なのですが、何故か「抱腹絶倒」という四字熟語が思い浮かんでしまいます。
こんなふうに心の底から大笑いしたのは久しぶりかもしれません。
ギャラリーや美術館に行って自分の中の既成概念をひっくり返されると、何故か救われたような気持ちになったり、元気になったりします。
そういう楽しさを、これからも何度も何度も味わっていきたいです。

基本的には土、日の昼頃~夕方開廊で9月末まで開催されます。
土曜日には公開演習が開催されています。
詳細はatelier kirigirisのウェブサイトでご確認ください。

atelier kirigiris http://atelier-kirigiris.com

また、atelier kirigiris2階のBOOKSHOP Kasperでは刺繍作家ヒグチエリさんの個展『CORAL STONE』が開催されています。
こちらは不思議な存在感のある、小さくてかわいらしい作品たち。
「週間書道自身」と合わせてご覧ください。

BOOKSHOP Kasper http://www.kasper.jp/

2013年8月2日金曜日

佐渡 2013

新潟県佐渡島へ行ってきました。
佐渡は、私が生まれたところです。
かなり久しぶりに行ったので、親戚の人が娘を見て「大きくなったね!」と驚いていました。
今回は一泊二日で法事とお墓参りが目的だったので観光等はしませんでしたが、新鮮な魚介類や佐渡名物いごねり、栃餅もいただきました。
両津の佐渡汽船旅客ターミナルで食べたイカながも丼もおいしかったです。

船で描いたスケッチ。

 

 
 

2013年7月23日火曜日

紅花


紅花。
2012年に描いた絵です。
F8のキャンバスにアクリル絵具で描きました。
紅花は素朴でかわいい感じがして、見ていて元気をもらえます。

少し前になりますが、村上春樹さんの「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」を読みました。
「1Q84」を読んだときのハラハラ・ドキドキ感に比べると、こちらはもっとじわじわと心に沁みてくる感じがしました。
こういう小説もいいですね。装画・装丁も好きです。

娘の夏休みが始まりました。
4月に娘が中学校に入学してから授業参観、部活懇談会、体育祭、進路説明会、三者面談など保護者が学校に行く機会も多く、お弁当作りや八ヶ岳野外体験教室、中間試験など私も娘も忙しい日々が続きました。
夏休み前になって、ようやく中学校生活に慣れてきたかなという感じでした。
今年の夏も忙しくなりそうです。
暑さでダウンしないように休憩をとりながら、できるときにできることをやっていきたいです。

2013年7月18日木曜日

国立新美術館 貴婦人と一角獣展

国立新美術館で「貴婦人と一角獣展」を見てきました。
「貴婦人と一角獣」は中世フランスのタピスリーで、日本では初めての公開でした。
手芸や染織に興味のある娘が以前から是非見たいと言っていたので、最終日に一緒に行きました。
実際に見てまず驚いたのは、その大きさです。
展覧会のパンフレットにも大きさは書いてあるものの、実物を見て迫力やスケールに圧倒されました。
そして貴婦人や一角獣の表情が優美で、周りに描かれた植物や動物も美しく、かわいらしいこと。
私の家には絶対に飾ることができない規模の作品で、大きさも内容もかなり過剰な印象を受けましたが、見ていて全然嫌な気持ちにはならずむしろ清清しいくらいでした。
この作品の歴史的背景はよく知らないけれど、作者や依頼主の自己顕示欲などよりもモチーフへの愛情や「とことん大きくて美しいものを作ろう!」という感じが伝わってくるからだと思います。
このタピスリーは6面の連作で、中でも「我が唯一の望み」という一番大きな作品が私は好きです。
同時代に作られたほかのタピスリーも展示されていた中で、やはり「貴婦人と一角獣展」は群を抜いて素晴らしかったです。
もともと私自身はあまりピンとこなくて、娘の付き添いくらいの気持ちで行った展覧会でしたが、色彩や植物の表現等、とても勉強になりました。
娘も満足したようで、よかったです。
この展覧会は7/15(月)で終了しました。

2013年7月16日火曜日

プーシキン美術館展/OPEN STUDIO 2013

横浜美術館の「プーシキン美術館展 フランス絵画300年」と、BankART Studio NYKの「OPEN STUDIO 2013」を見てきました。

プーシキン美術館展は、モスクワの国立プーシキン美術館の17世紀から20世紀のフランス絵画が展示されていました。
最初のほうの古典主義の作品はヨーロッパの神話や宗教の知識があまりない私には難しい内容のものも多かったですが、豪華な額縁や人物の表現などを楽しみました。
アングルが出てきたあたりから、大学時代に受けた西洋美術に関する授業をだんだん思い出してきました。
印象派の作品や20世紀の作品は私にも親しみやすい絵が並んでいました。
このように時代順に絵を見てみると、寸分の隙もなく完璧に描き込まれたような絵は私には何となく息苦しい感じがして、どちらかというと少しざっくり描かれたような絵が私は好きだなと思いました。
展示されていた中ではアンリ・ルソーの「詩人に霊感を与えるミューズ」という絵が、見ていて自然とニコニコしてしまう感じがして好きです。
横浜美術館のプーシキン美術館展は、9/16(月)までです。
プーシキン美術館展を見たあと横浜美術館コレクション展を見て、写真展示室では、アンディ・ウォーホルのキャンベ・ルスープのシルクスクリーンを見ることができました。

その後、BankART Studio NYKで開催されているOPEN STUDIO 2013を見に行きました。
こちらでは様々なアーティストが制作している様子を見ることができました。
作家さんから作品についての説明を聞いたり、どんな画材を使っているのか見たりしました。
松本秋則さんの「Sound Theater」という複雑な仕掛けの作品が、音と空間・光と影などが楽しめて面白かったです。
BankART Studio NYKのOPEN STUDIO 2013は7/21(日)までです。

2013年7月9日火曜日

gineta ある星のつながり

藤沢のギャラリー、ginetaで「ある星のつながり 川本 清が愛した作家たち 其の八」が開催されています。
数年前からこの展覧会を毎年見ています。毎年面白いです。
陶芸や造形、平面作品など、様々なジャンルの作家さんの作品が楽しめます。
人の手によって作られた作品からは作った人の思いが伝わってきます。
作家さんやギャラリーの方ともお話できて、楽しいひとときでした。
この展覧会は、7/14(日)までです。

gineta http://members.jcom.home.ne.jp/gineta/

2013年7月1日月曜日

夏目漱石の美術世界展

上野の東京藝術大学大学美術館で、「夏目漱石の美術世界展」を見てきました。
漱石の本の装丁や挿絵、小説に登場する絵画、漱石とかかわりのあった人たちの作品、そして漱石自身が描いた絵や小説の原稿などが展示されていました。
文学関係の展覧会ということで地味な展示を想像していたのですが、予想以上に充実した内容で、かなり楽しめました。
土曜日だったこともあるのか会場はけっこう混んでいて、日本人は夏目漱石が好きなんだなあと思いました。

私は高校生のときに「三四郎」や「それから」を読んでその後「門」や「我輩ハ猫デアル」「坊っちゃん」を読みましたが、最近はずっと夏目漱石の本は読んでいなくて、以前読んだお話の内容もだいぶ忘れていました。
この展覧会を見てまた夏目漱石の本が読みたくなり、昨日図書館で「こころ」を借りて今読んでいます。

展覧会は「我輩ハ猫デアル」の橋口五葉などの猫関係の絵が面白かったです。
また、漱石が描いた絵は味わい深く、手書きの原稿も実際に見ると感慨深いものがありました。
日本の絵画や彫刻がいろいろと展示されている一方でターナーやビアズリーの作品もあり、全体として面白い構成になっていると思いました。
「我輩ハ猫デアル」くらいしか読んだことのない中学生の娘も一緒に見に行きました。
これをきっかけに夏目漱石に関心をもってくれたらいいなと思います。

この展覧会は7/7(日)までです(月曜日休館)

2013年6月27日木曜日

カフェ・ウィステリア 花*花展

地下鉄半蔵門駅の近くのカフェ・ウィステリアで、角田知子さんの展覧会が開催されています。
角田さんはクラフトパンチのパンチバンチジャパンの認定インストラクターで、お花がモチーフのクラフトパンチの作品や、クラフトパンチと手書きの絵を組み合わせた作品が展示されています。
この展示を見る前は私は小さなかわいらしい作品しか見たことがなくて、もちろん小さい作品も素敵ですが、今回は比較的大きい作品が展示されていて見応えがあり、角田さんのクラフトパンチの世界をより楽しむことができました。
クラフトパンチを使って作られたお花は立体感があり華やかで、色や形の組み合わせでいろいろなことに応用できそうでした。
この展覧会は7/26までです(土・日・祝はお休みです)。

角田知子さんのブログ http://ameblo.jp/daa-tomo/

2013年6月16日日曜日

giogio factoryの歩み展 2007~2012

稲村ガ崎のgiogio factoryで伊藤正道さんの展覧会「giogio factoryの歩み展 2007~2012」を見てきました。
私は数年前にgiogio factoryに家族で行ったことがあり、伊藤正道さんにもお会いする機会があったので、昨年、伊藤正道さんが亡くなられたと知ったときにはとても驚き、悲しい気持ちになりました。
またいつか、giogio factoryでお会いできると思っていたので…。
今日は久しぶりに原画を拝見し、どの絵も素晴らしいのですが伊藤正道さんはもういないのだと思うと胸がいっぱいになってしまい、いつかもっと落ち着いた気持ちで作品を見ることができたらいいなと思いました。
伊藤さんが描いた雲のかたちや海の色、基本的にはフィクションというかファンタジーの世界なのですが、ひとつも嘘がない気がして、きっと絵に対してとても誠実に向き合っていとのだなと感じました。
私は伊藤正道さんの作品の中では「カヌーの旅」という絵本が好きです。
giogio factoryに行ったあと、稲村ガ崎の海をしばらく眺めて帰りました。
この展覧会は本日6/16に終了しました。

伊藤正道オフィシャルサイト http://masamichiito.com/

2013年6月12日水曜日

ベジアートフェスタ 野菜の絵

堅田あずさ「スナップえんどう」

「スナップえんどう」。
3月に高知の藁工ミュージアムで開催された野菜が主役の展覧会「ベジアートフェスタ」で展示していただいた絵です。
大きさは葉書サイズで、他にもたくさんの方の野菜の絵が展示されていました。
会期中に家族で展示を見に行くことができたのでよかったです。

こちらは堅田 萌が出展した「ラディッシュ」。
堅田 萌「ラディッシュ」

最近、高山なおみさんの「たべる しゃべる」(文春文庫)を読みました。
料理家の高山なおみさんがいろいろな人のところで料理を作って、食べながらおしゃべりする本です。
レシピと写真付きで、高山さんとそれぞれの人たちの「たべる」ことへの思いや姿勢が伝わってきます。

私は4月に娘が中学校に入学してお弁当作りが始まったのと、娘が食べる量が全体的に増えてきて、それに伴い洗い物も増えたりして台所に立つ時間が以前より長くなりました。
自分の用意した食事が家族の体を作っていると思うと「たべる」ということに関してもだんだん真面目に考えるようになってきています。
といっても手の込んだ料理はそれほど作っていなくて、素材や調味料をひとつひとつ選んで、野菜を多めに、私なりにできるだけ体に良い「普通の」食事を作るよう心がけています。
時間・お金など現実的な制約もあり、思うようにいかないこともありますがやはり「たべる」ことは大切(「しゃべる」も大切ですね)。
娘が大人になって、自分で自分や家族の食事を用意するようになったときの指針となるように、今、伝えられることは伝えていきたいです。

2013年6月6日木曜日

studio μ 窓の絵 「フンボルトペンギン」

藤沢のバッグ・小物のshop&工房、studio μ(スタジオ ミュー)さんの窓にフンボルトペンギンの絵を描かせていただきました。



studio μさんは革のバッグや小物の他、軽いナイロンのバッグ、デニムのバッグ、小物なども制作されています。
革のバッグや小物もそれ以外の素材のものも、どれも良い材料でしっかりと作られていると同時に、どことなく遊び心が感じられるデザインです。
使う目的に合わせてバッグを選ぶのもいいし、「このバッグを持ってどこへ行こう?」と考えるのも楽しいと思います。
夏のお出かけに是非、素敵なバッグを。
月曜定休、火曜不定休です。

studio μ http://www.st-mju.sakura.ne.jp

2013年5月29日水曜日

gineta 田村 道子 作品展 -道草のアートⅢ-

藤沢のギャラリー、ginetaで田村道子さんの作品展が開催されています。
植物の繊維を使った造形、手作業で作られた作品は空気が抜ける軽い感じのものもあれば、繊維がつまった感じのものもあり、どれも美しいです。
田村さんの手と植物は仲良しなんだなあと思いました。
素材の持ち味が生かされた抽象的な作品、見ていて楽しくなりました。

この展覧会は6/2(日)までです。
gineta http://members.jcom.home.ne.jp/gineta/

2013年5月18日土曜日

ラ・ケヤキ ぬぬぬパナパナのぬぬ2013

新宿内藤町のラ・ケヤキで開催されている、「ぬぬぬパナパナのぬぬ2013」を見てきました。
会場のラ・ケヤキは新宿御苑の近くにある緑にあふれた素敵な場所です。
沖縄を中心とする様々な作家さんの帯やショールなど、今回は京都の扇子や、大阪の鼻緒作家さんの鼻緒などもありました。
自然の中にある素材を使って人の手によって作られた作品は優しい色合い、手触りで、どこかホッとするような、それでいて思わず背筋が伸びるような、そんな気持ちになりました。
絹、綿、羊毛等、素材についての説明を伺うことができ、大変勉強になりました。
それぞれの作家さんが真剣に素材と向き合っている姿勢が伝わってきます。

今日はお天気がよかったので、田町まさよさんのベジランチをテラスでいただきました。
田町さんのお料理をいただくのは今日で3回目でしたが、本当においしかったです。
素材の良さが引き出された、素晴らしいお料理でした。

「何を作るか」とか「何を使うか」ということは必然的に「どう生きるか」ということにつながってくると思うのですが、頭でいろいろ考えることも大切だけど、目で見たり、手で触ったり、口で味わったりして感じることもけっこう大切ですね。
もっといろいろ経験したり勉強したりして自分の感覚を培っていきたいと、今日あらためて思いました。

「ぬぬぬパナパナのぬぬ2013」は、5/20(月)までです。

ぬぬぬパナパナ http://nunupana.com/
ぬぬぬパナパナのぬぬ2013 http://nunupana.com/uchikui/future/#000750

2013年5月9日木曜日

小豆


小豆。
3月に描いた絵です。
サムホールの大きさの水彩紙にインクで描きました。
最近、たまに豆を煮ます。
今まで煮た豆は、黒豆、金時豆、白花豆、大豆、そして、小豆。
豆を煮るのは手間暇がかかりますが、豆を煮ていると気持ちが落ち着くし、何より家で煮た豆はおいしいです。

昨日は市の体育館でヨガの教室に参加しました。
4月から参加して、昨日で3回目でした。
忙しいときなどはヨガの教室に行くのは大変ですが、行ったほうが体の状態が良くなって、いろいろなことが効率よくできるようになると信じて、なるべく参加していきたいと思います。
できるだけ自分の体と向き合って、調子を整えながら生活していきたいです。

2013年5月5日日曜日

森岡書店 谷川俊太郎写真展

茅場町の森岡書店で谷川俊太郎さんの写真展を見てきました。
(この写真展は5/4に終了しました。)
晶文社の「写真」という本に使われている写真の一部が展示されていました。
展示されている状態で見ても、本の状態で見ても、いくら見ても見飽きることのないような写真の数々、谷川さんが見たものを自分も見ているのだと思うと、不思議な気持ちになります。
本の中で写真に添えられた文章も、きっとどれだけ繰り返して読んでも、読み飽きることはないと思います。
そして、谷川俊太郎さんと飯沢耕太郎さんのトークショーに参加させていただきました。
魔法のような、素晴らしい時間でした。
谷川俊太郎さんの膨大な量の詩の中で「生きる」や「朝のリレー」も好きですが、最近読んだものでは「闇は光の母」という詩が心に残っています。
「写真」という本の中の写真も一枚一枚が谷川さんの詩のように見えて、私の中でずっと大切にしていきたい一冊になりました。

2013年5月3日金曜日

SICF14

南青山のスパイラルで開催されているSICF(スパイラル・インディペンデント・クリエーターズ・フェスティバル)14で、サイトウナオコさんの展示を見てきました。

スパイラル3Fのスパイラルホールで、様々な作家さんの作品が展示されていました。
サイトウナオコさんの展示は「ハロオ!ハルオ!ワールド」というテーマで、ハルオという赤ちゃんをモチーフにした立体作品と平面作品を見ることができます。
ハルオはたくさんいて、一人一人が身に着けているコスチュームも素敵でした。
立体作品と平面作品が響き合っていて面白い展示でした。

他の作家さんのブースも楽しい作品がいろいろとあり、いい刺激になりました。

SICF14はDates AとDates Bがあり、サイトウナオコさんの展示はDates Aで明日5/4までです。

SICF www.sicf.jp

2013年4月30日火曜日

大麦


大麦。
3月に描いた絵です。
大きさは、サムホールです。
大麦はスープに入れて食べるとおいしいです。

村上春樹さんの「1Q84」を読みました。
この小説は以前から読みたいと思っていたのですが、ずっと読めずにいました。
とても長い小説なのと、図書館ではいつも貸し出し中ということもあり読むタイミングがうまくつかめずにいましたが、きっといつか読むことになるだろうと思っていました。
そして今回あるきっかけがあり読んだのですが、実際に読んでみるとどんどん物語に引き込まれていき、長さは全然気になりませんでした。
以前「ねじまき鳥クロニクル」を読んだとき、それまでの作品とだいぶ違うなという印象を受けたのですが、「1Q84」はさらに奥行きが増しているような気がします。
こんなに集中して小説を読んだのは久しぶりかもしれません。
新刊の「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」はまだ読んでいませんが、いつか読んでみたいです。

2013年4月18日木曜日

タンポポの種

タンポポの種 2013-1

タンポポの種 2013-2

3月に高知で描いたタンポポの種。
大きさはF0です。
タンポポというと私の中では黄色いイメージがありますが、高知では白っぽい花びらのタンポポをよく見かけました。

昨日は市の体育館でヨガの教室に参加しました。
ずっと運動不足なのと、4月になって生活のリズムが変わり何となく体のバランスが悪いような気がして、体を動かさなければと思っていました。
行く前はけっこう疲れていたのに、ヨガの教室で自分の体と向き合って、帰りは気分もスッキリ。
血のめぐりとか、呼吸とか、大切だと思います。
毎週は無理かもしれないけれど、できればまた行きたいです。

2013年4月7日日曜日

ヒペリカム


ヒペリカム。
2012年に描いた絵です。
F8のキャンバスにアクリル絵具で描きました。
ヒペリカムもいろいろな種類があるようで、緑色の実のヒペリカムも描いてみたいです。

一昨日は娘の中学校の入学式でした。
吹奏楽部の演奏が素晴らしかったです。
お天気にも恵まれ、無事に終わってよかったです。
娘も私も徐々に新しい生活に慣れていけるといいな。
小学校は給食でしたが中学校はお弁当持参なので、まずは私はお弁当作りを頑張ります。

2013年3月29日金曜日

高知 2013

高知県の夫の実家に帰省したときのお話。

3/21の朝、途中下車して1泊した京都を出発して高知へ向かいました。
岡山まで新幹線に乗って、その後は土讃線特急で高知駅へ。
薊野西町の土佐海というお店でおいしい鰹をいただいたあと、高知市南金田にあるアートゾーン藁工倉庫の藁工ミュージアムに行きました。

藁工ミュージアムでは、3/31(日)まで野菜が主役の展覧会「ベジアートフェスタ」が開催されていて、私と娘の葉書サイズの野菜の絵も展示されています。
私はスナップえんどうの絵で「azu」というサインが入っていて、娘はラディッシュの絵で「M.K」というサインが入っています。
他にもたくさんの野菜の絵が展示されていて、思わず「そうきたか!」と唸ってしまうような作品もありました。
そして、高知県四万十市出身の漫画家安倍夜朗氏作「深夜食堂」の原画も展示されていました。
「深夜食堂」は高知に行く前に第二集まで読んだのですが、原画は印刷物よりさらに美しく感じられました。
線は細く、柔らかいけれど画面全体に緊張感が漂っていて、作者の美意識のようなものを感じました。
食べ物の絵も、サラッと描かれているように見えても説得力があるし、お話も面白いです。

藁工アートゾーン  http://warakoh.com/

その後は夫の実家に行って、親戚の人達に会ったり桜を見に行ったりして、3/24に飛行機で帰ってきました。
高知に春に行ったのは初めてで、植物が力強く生き生きとしている様子を見ることが出来ました。

2013年3月26日火曜日

京都 2013

3/20、高知県の夫の実家に向かう途中、京都で途中下車しました。
私は小学校の途中から高校を卒業するまで大阪府に住んでいて、高校は京都の高校に通い、土曜日の放課後などに京都のギャラリーを巡って良い刺激を受けました。
また1回か2回しか行ったことがなかったけれど、何必館という祇園の美術館の庭のある5階がずっと脳裏に焼き付いていました。
昨年のお正月に高知に行ったあと京都で途中下車するまで、10年以上行く機会がなかった京都。
今回は何必館と高校時代にときどきお邪魔していたGallery Galleryに行きました。
Gallery Galleryと同じ寿ビルの子どもの本専門店メリーゴーランド京都では、nakaban展「話の続きを」が開催されていて、こちらにもお邪魔しました。

錦市場のカフェで昼食をいただいてからGallery Galleryへ。
弥永保子SHIBORI展「南の島から」が開催されていました。
しんとした白い空間に、海の生物のような、柔らかい感じのテキスタイル作品が浮遊していました。
石井 香久子さんの白っぽい抽象的なテキスタイル作品も拝見しました。
いろいろな作家さんがそれぞれに作品を展示しているSHOWCASE GALLERYも面白かったです。

同じ階のメリーゴーランド京都では、nakabanさんの展覧会を拝見しました。
それぞれの作品は小さいけれど、吸い込まれそうな深い色、独特の世界観を堪能しました。

何必館では、上野憲男展が開催されていました。
大胆に原色を使った抽象画、大きな作品も迫力がありますが、UENO NORIO BOXシリーズという、箱型の作品群も面白かったです。
そして、ずっと行きたかった5階に行きました。
5階の展示室は一部が庭になっていて、室内と外がつながっています。
天井が丸くくりぬかれていて、そこから降ってくる雨が、庭の木や苔に降り注いでいました。
私はこの空間で雨が降るのを眺めるのが好きで、今回、夫と娘とこの景色を共有できたことがとても嬉しいです。

その後、銭湯に行って、ゲストハウス錺屋に1泊しました。
五条通にある、大正時代に建築された町家を改装されたレトロな雰囲気のゲストハウスです。
私達が宿泊したのは縁側からお庭が見えるトリプルルームという和室でした。
宿泊費は3人で8000円(一人当たり約2700円)でした。
ゲストハウスに泊まったのは初めてでしたが、お花が飾ってあったり、スタッフの方も親切で、ほっとするような空間でした。
京都に行く機会があったらまた泊まりたいです。

ゲストハウス錺屋 http://www.kazari-ya.com/index.html

2013年3月19日火曜日

3本の黄色いカラー


 
3本の黄色いカラー。
2012年に描いた絵です。
F8のキャンバスにアクリル絵具で描きました。
カラーはシンプルな形が好きで、ピンクやグリーンのカラー、黒っぽいチョコレート色のカラーもいつか描いてみたいです。
 
今日は、娘の小学校の卒業式でした。
落ち着いた雰囲気の、いい卒業式でした。
おかげさまで無事に小学校を卒業できたことを嬉しく思います。
また、5年生に続き、6年生も娘は1日も欠席せずに登校することができました。
低学年の頃は風邪をひいたり、インフルエンザで欠席したこともあったので、だんだん体が丈夫になってきたのかな、と思うと嬉しいです。
振り返ってみるとこの6年間という時間は、とても大きいものだったと思います。
大変なこともたくさんあったけれど、ひとつひとつ乗り越えるたびに、娘も私も成長できたように思います。
私は最近、赤ちゃんや小さな子供を見ると「かわいいな」と思うのですが、自分の娘が小さいときには、将来への不安が大きかったり日々のやるべきことに追われて、なかなか娘と向き合う余裕がなかったような気がします。
親としての責任もあるし、苦しいときも何とか頑張ってきたから「今」があるのかもしれないけれど、最近はもう少し子育てを楽しめばよかったなと思ったりして、余裕がない中でも目の前にいる自分の娘となるべく向き合っていきたいと考えています。
中学校に入ったら生活も変わって、娘と私の関係も変わっていくかもしれないし、まだまだ大変なこともあるかもしれないけれど、一緒に過ごす時間を大切にしていきたいです。

2013年3月14日木曜日

カルダモンと黒胡椒

 
カルダモンと黒胡椒。
最近描いたドローイングです。
193mm×268mmの水彩紙にインクで描きました。
カルダモンは気分がスッとするような、独特の香りがします。

最近、デザイナー原 研哉さんの「ポスターを盗んでください」(新潮社)という本を図書館で借りてきて読んでいます。
この本は小説新潮の1991年1月号から1995年3月号まで連載された文章に加筆され、まとめられたものです。
自分のデザインしたポスターが盗まれたら嬉しいというデザイナーがいる一方で、ポスターが盗まれたら困るという方々もいるかもしれませんが、それはともかく、この本は内容も面白いし、青と白のシンプルな装丁も印象的です。
原 研哉さんのものの見方、考え方やデザインに対する姿勢が生き生きとした文章で書かれていて、読んでいてとても勉強になります。
ひとつひとつの文章は比較的短く、時間を見つけて少しずつ読み進めています。

2013年3月11日月曜日

東日本大震災から2年

東日本大震災から今日で2年が経ちました。
あらためて、震災で亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、被害にあわれた方へ心よりお見舞い申し上げます。

昨日の午前中は写真洗浄活動に参加させていただき、家に帰ってからは、家族で東日本大震災に関するテレビ番組を見ました。
今日は14:46に黙祷をささげました。
自宅に用意していた非常持ち出し用の荷物を点検したら、非常食が古くなっていたので、乾パンとミネラルウォーターを買ってきました。
以前から持っているラジオはボロボロなので、手巻き充電、携帯電話の充電ができて、ラジオ、サイレン機能があり、ライトとしても使えるダイナモライト+モバイルチャージャーを買ってきました。
明日、もう一度非常持ち出し用の荷物を整理したいと思います。

テレビで震災に関する番組を見ていると、被害のあまりの大きさに対して、今の自分の立場でできることがあまりに小さいことをあらためて思い知らされます。
でも、何もできないわけではないと思うので、自分の時間・お金・体力などを考慮して、小さくてもできることをやっていきたいと思います。
今日も娘と一緒に震災に関するテレビ番組を見ました。
娘に震災のことを伝えていきたいと思います。
そして、日々の子育てや、私にとって大切な絵を描くということを一生懸命やっていきたいです。
自分に与えられた時間を、悔いのないように過ごしていきたいです。

2013年3月9日土曜日

あとりえ梅庵 『梅』展 vol.4

鵠沼桜が岡のあとりえ梅庵で開催されている『梅』展 vol.4を見てきました。
あとりえ梅庵さんに伺ったのは初めてで、古いお家を改装された素敵な場所でした。
お庭には、梅の花が咲いていました。
10名の作家さんによる梅をテーマにした『梅』展は、絵や陶芸、染布など、多彩な内容です。
この展示を教えてくださった参加アーティストのオカダカコさんの梅の絵はカラフルで春らしい楽しさに溢れています。
また、丸山晶子さんの染布は、色使いがユニークでワクワクするような作品です。
今日私がお邪魔したときは、たくさんの方がいらしてとても賑やかでした。
皆さん、思い思いに春の休日を楽しまれているようでした。

この展覧会は2013/3/9(土)、10(日)、11(月)と15(金)、16(土)、17(日)の開催です(詳しくはあとりえ梅庵さんのHPをご覧ください)。
あとりえ梅庵 http://ume-an.com/

2013年3月7日木曜日

絹さやえんどう


絹さやえんどう。
一昨日描いたドローイングです。
水彩紙にインクで描きました。
大きさは、268mm×193mmです。
絹さやえんどうやスナップえんどうは、よく観察するととても面白い形をしています。
植物の色や形は多種多様ですが、それぞれに必然性というか、理由があるのだと思います。
そういうことを考えながら植物を描いていると、いつまでも飽きることがありません。

2013年3月5日火曜日

水菜

 
水菜。
最近描いたドローイングです。
大きさは、268mm×193mmです。
絵は何でもそうかもしれませんが、特にドローイングは描いたときの自分の状態がそのまま絵に出る気がします。
なるべく頭の中を空っぽにして、目の前の植物と向き合うのがいいようです。
 
今日は二十四節気の啓蟄だそうです。
冬ごもりしていた虫が地上に出てくる頃とされているそうです。
この時期は花粉症がちょっとつらいけれど、日ごとに暖かくなってきているのは嬉しいです。

2013年3月4日月曜日

藤沢市民ギャラリー アントニン・レーモンド 遠藤 新 展

藤沢市民ギャラリーで開催されていた、アントニン・レーモンド 遠藤 新 展に行ってきました。
藤沢市30日美術館として企画された、フランク・ロイド・ライトに師事したアントニン・レーモンドと遠藤 新の建築展です。

私は建築についてはほとんど知識がありませが、遠藤 新は旧近藤邸を設計した人で、旧近藤邸は今は藤沢市民会館の前庭に移築されていて、私も図書館へ行く時などに前を通ります。
また、婦人之友社や自由学園とかかわりがあったようで、自由学園明日館をフランク・ロイド・ライトと設計したそうです。
私は婦人之友社の「かぞくのじかん」という雑誌を以前購読していて、家庭之友(婦人之友の前身)を創刊し、自由学園を創立した羽仁もと子さんが創案された家計簿を今使っているので(まだ使いこなせていませんが)、興味深かったです。
アントニン・レーモンドが設計した建築物は、旧藤澤カントリー倶楽部クラブハウス(通称 グリーンハウス)が藤沢にあるので、機会があったら見てみたいです。

緻密に作られた模型や図面を見て、全体の強度等も考えながら細部のデザインにも気を配って設計されていると感じ、このような建築物は時間が経ってもできればずっと残っていって欲しいと思いました。
私は建築模型や図面を自分で作ったことはないけれど、以前画材店で働いていたときに模型の材料や製図用品も販売していたので、模型や図面を見るのも面白かったです。
自由学園明日館の古い木製の椅子がかわいいデザインで印象に残りました。
自由学園工芸研究所の積み木も展示されていました。

自分があまり知らない分野の展示を見に行くのも新しい発見があるし、勉強になりますね。
この展覧会は昨日3/3で終了しました。

2013年2月28日木曜日

藁工ミュージアム ベジアートフェスタ

高知県高知市、アートゾーン藁工倉庫の藁工ミュージアムで、野菜が主役の展覧会「ベジアートフェスタ」が開催されています。
昨年の「トマトアートフェスタ」に続いて、今年は「ベジアートフェスタ」です。
私と堅田 萌が描いた葉書サイズの野菜の絵も展示されていると思いますので、高知にお住まいの方、高知に行かれる方は是非お立ち寄りください。
私が描いたのはスナップえんどうの絵で「azu」というサインが入っています。
堅田 萌はラディッシュの絵で「M.K」というサインが入っています。
新鮮野菜と野菜加工品の即売会などもあるようです。
また、お隣のレストラン土佐バルにて「深夜食堂」特別メニューも登場するようです(ディナータイムのみ・数量限定)。
この展覧会は、3/31(日)までです。

アートゾーン藁工倉庫 http://warakoh.com/

2013年2月26日火曜日

東京五美術大学連合卒業・修了制作展/文化庁メディア芸術祭

2/23(土)に六本木の国立新美術館に行って、東京五美術大学連合卒業・修了制作展と文化庁メディア芸術祭を見てきました。

五美大展で展示されていたのは日本画・油絵・版画・彫刻です。
私は国立新美術館での五美大展に行くのは初めてでした(私が学生だったときは、上野で五美大展をやっていました)。
先日上野で見た芸大の卒展とはまた違って、はっちゃけた感じの作品もあり、いかにも美大という感じの自由な雰囲気が楽しかったです。
個人的には、版画と彫刻が面白い作品が多かった気がします。
特に版画は、小さい作品の中にも凝縮された世界が表現されていて、一枚一枚を見るのが楽しかったです。
日本画・油絵は大画面の作品が大量に展示されていて、それぞれの人の個展などを見るのとは異なる印象になると思いますが、たくさんの人の作品を一度に見られるのが、卒展の良さなのかもしれません。
私が卒業した女子美の洋画専攻の作品を見ていると、大きなアトリエを皆で共有して制作した学生時代を思い出しました。
それぞれの作品に対する様々な評価はともかく、私が女子美で学んだ一番大切なことは、性格とか、作風とか、価値観の違いをお互いに認め合って共存するということだったなあと思いました。

文化庁メディア芸術祭は、薄暗い会場に人がたくさんいて圧倒されましたが、宮沢賢治原作のアニメ映画「グスコーブドリの伝記」を少し見ました。
キャラクター原案はますむら・ひろしさんで、私は以前月刊MOEで連載されていたますむらさんの「アタゴオル玉手箱」を読んでいたときがあるので、興味深かったです。
「グスコーブドリの伝記」、宮沢賢治の原作も読んでみたいです。
文化庁メディア芸術祭は、初めて行ったということもあり全体を把握できなかったのですが、アニメの原画なども展示されていて、たくさんの人が見に来るのも頷けるイベントでした。

平成24年度第36回東京五美術大学連合卒業・修了制作展は、3/3までです(2/26(火)は国立新美術館の休館日です)。
平成24年度第16回文化庁メディア芸術祭受賞作品展は、2/24に終了しました。

2013年2月19日火曜日

atelier kirigiris BOOKSHOP Kasper / まにまに

藤沢のアトリエ・キリギリスの2階に、ブックショップ カスパールという本屋さんがオープンしました。
また、清水玲さんの展覧会「まにまに」が開催されています。

ブックショップ カスパールは、アトリエ・キリギリスの2階の一室で営業されています。
子供から大人まで、年代を問わず楽しめそうな美しい本が並んでいました。
普通の本屋さんではあまり見かけないようなものもあって、カスパールさんのこだわりを感じます。
小さなスペースですが、密度のある空間だと思いました。
お話の中に存在するような素敵な本屋さんが、現実にそこにある、という感じでついつい長居してしまいそうです。
「raconter」という冊子を買いました。

清水玲さんの「まにまに」は、文字をモチーフにした展覧会です。
とても面白いですが、一度に全部を見ることができなくて(見方にコツがいるので、慣れるまでちょっと時間がかかる)、展示期間も長いようなので会期中にまたお邪魔して見せていただきたいです。
清水さんの作品から、私は「言葉とか、既成概念の不完全さ」みたいなものを感じたのですが、作家さんがどのような意図でこういう作品を作っておられるのか、もう少し伺ってみればよかったなと思います。

今度キリギリスさんにお邪魔するときは、是非土曜日に行って、土曜日のみ販売されるスコーンを入手したいです。

atelier kirigiris (営業日等、HPでご確認ください)
http://atelier-kirigiris.com/

2013年2月9日土曜日

BASE GALLERY 小川 敦生 animation

茅場町のBASE GALLERYで小川敦生さんの展覧会を見てきました。
鏡や紙に描かれた線の作品。
起点も終点もわからない一本の線による作品は、動物のような、植物のような、人間の無意識の世界のような…。
線をずっと辿って見ていくと、果てしない世界が広がっていて、気が遠くなるようでした。
animationというタイトルにも図録の文章にも、なるほどと思わせるところがあり、作品は近寄って見ても、遠くから見ても美しく、線は止まっているのに、生きて動いているように見えます。
鏡の作品も、紙の作品も、素晴らしかったです。
この展覧会は、昨日、2/8に終了しました。
最終日に間に合ってよかったです。

2013年2月4日月曜日

gineta 岩田 俊彦 展「ウルシエレクトロ」

藤沢のギャラリー、ginetaで岩田 俊彦 展「ウルシエレクトロ」が開催されています。
漆の伝統技法を使って作られた現代的な作品は、大胆な色使いでインパクトがあり、カッコイイです。
稲妻をモチーフにした盆や、動植物の絵が描かれたパネルなど、日本人の感性に訴えかけてくるものがあります。
私は漆についてほとんど知識がなく、いろいろ質問させていただいたら、作家さんが親切に教えてくださいました。
会津 漆の芸術祭に出品されたお話も伺いました。
日本人としてものをつくっていくということについて、考えさせられる展示でした。
この展覧会は、2/10までです。

gineta http://members.jcom.home.ne.jp/gineta/

2013年2月1日金曜日

バラ


 
ピンクのバラ。
水彩紙に、マッチカラーという水彩絵具で描きました。
大きさは、サムホールです。

私の娘は1月生まれで、おかげさまで先月無事に12歳になりました。
この絵は娘の誕生日に買ってきたバラをスケッチのような感じで描きました。
誕生日のお祝いの絵です。
今年4月に中学校に入学するので制服の注文や中学校の説明会、卒業式、入学式などいろいろと予定が入っていて何となく落ち着かないけれど、子供の成長を実感できるのは嬉しいことです。
子育ては大変ですが、学ぶことも多いです。
娘の成長を見守りながら、私も成長していきたいと思います。

2013年1月28日月曜日

第61回 東京藝術大学 卒業・修了作品展

上野で東京藝術大学の卒展を見てきました。

作品数が多く、全てを見ることはできませんでしたが、印象に残ったのはネイルチップ(付け爪)のようなもので作られた花の写真の作品群や、長方形の布にボタンホールがたくさんあってボタンの留め方で何通りにも着られる服の作品、回転する部屋の作品等です。

ネイルチップの作品は、女性らしい発想が面白いと思いました。
服の作品は、いろいろなボタンの留め方で服を着ていく人の映像が流れているのがよかったです。
回転する部屋というのは、鉄棒の前回りみたいな感じで木の箱のような部屋(床にはちゃぶ台のようなものがあります)が回転するのですが、ものすごい音がして、部屋の中にあるものがめちゃくちゃに飛び跳ねています。

大胆な発想の作品がたくさんあって、良い刺激を受けました。
自分のことを振り返ってみると、私は自分の考えを枠にはめすぎているかもしれないと思いました。
現実的に自分にできることにはいろいろな制約があっても、頭の中はもっと自由になれるはずです。
奇抜な作品を作るのではなくても、物事を見る視点をちょっと変えてみたりして「普通だけど面白い」というような作品を作ることもできるのではないかと、回転する部屋を眺めながら思いました。

夜は韓国料理をいただきました。
体が温まって美味しかったです。

2013年1月25日金曜日

カフェ・ウィステリア 熊谷明子のハート展

一昨日、東京都千代田区平河町のカフェ・ウィステリアで、「熊谷明子のハート展」を見てきました。
上品な雰囲気のカフェに、きれいな色使いの油彩作品が展示されています。
どれも抽象的な絵で、ハートをモチーフにした作品が中心です。
熊谷さんは大学時代の同級生で、作品に彼女の優しい人柄がよくあらわれていると思いました。
同級生の作品を卒業後も見られるのは嬉しいです。

カフェ・ウィステリアは東京メトロ半蔵門線半蔵門駅1番出口から徒歩約3分、有楽町線麹町駅1番出口から徒歩約5分です。
営業時間は9:00~18:30、土日祝日はお休みです。
私は一昨日はランチをいただきました。
ちょっと大きめの丸いパンの器にビーフシチューが入っているのと、サラダとコーヒーのセットにしました。
パンの器をちぎってシチューをつけながら食べると美味しいです。
食器も素敵でした。

この展覧会は、2/1(金)までです。

2013年1月21日月曜日

KAYA gallery+studio 渡邉初代 水彩画展

鎌倉のKAYA gallery+studioで開催された、 渡邉初代さんの水彩画展を見てきました。
透明水彩で描かれた植物や静物は柔らかい雰囲気で、ふわっとした空気感に惹きつけられました。
モチーフをカッチリ描き込まずにぼかした感じとか、優しい色使いが印象的で、ギャラリーの明るい空間とよく合っていました。
作家さんやその場にいらした方とお話したり、良い時間を過ごすことができて嬉しいです。
帰りにギャラリーの近くの川でカワセミを見かけました。

この展覧会は、本日(1/21)終了しました。

2013年1月19日土曜日

皿の上のさくらんぼ



皿の上のさくらんぼ。
昨年のカフェ・ド・ルノンでの堅田 あずさ・堅田 萌 二人展 2012で展示した絵です。
キャンバスにアクリル絵具で描きました。大きさは、F30です。
この絵を描いたときは、さくらんぼを食べながら描きました。
食べ物は見るだけではなく味わうことで、より本質に近づけるような気がします。

先日、「シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~」という映画を家族で観ました。
最近は忙しくて映画館に行っていなかったのですが、映画好きの夫に誘われ、ジャン・レノが出演していて内容も面白そうだったので行くことになりました。
私は学生時代に大学の図書館でリュック・ベッソン監督の映画でジャン・レノが出演している「グラン・ブルー」「ニキータ」「レオン」のLDを観て、その後「RONIN」「WASABI」を観ました。
ジャン・レノの風貌とか、表情が味わい深いところが素敵だなと思います。
「シェフ!」はコミカルで大人も子供も楽しめる映画でした。
面白いだけではなく、工夫することの大切さや料理を作るときに大切なことは何か、生きていく上でうまくいかないことがあっても人はやり直せるということを考えさせてくれる映画でした。
観終わったあと明るい気持ちになって、私も自分にできることを精一杯やっていきたいと思いました。

2013年1月14日月曜日

写真洗浄活動

東日本大震災の津波で流された写真を洗浄して被災地にお返しする活動に、2011年9月から参加させていただいております。

東北の方々が震災で大変な思いをされているのをニュースなどで知って胸を痛めながらも、子供がいることもあり東北で活動するのは難しく、自分が生活している神奈川県でできることを探した結果、この活動にたどり着きました。
私は自分の家族や友人の写真を、大事にしています。
津波で流されてしまった写真も、どなたかが大事にされていた写真であり、それをきれいにして元の持ち主にお返しするのは、大切なことだと思います。
私が参加しているのは、横浜みなとみらいの「MM思い出返し隊」です。
事務局の方や他の参加者さんが真面目で親切なので、私も参加を続けることができています。
諸事情により参加できないときもありますが、、基本的には夫の仕事が休みの日(土日どちらか)に夫と子供に留守番をしてもらって参加しています。
「写真洗浄」といっても、最近は「洗う」というよりは修復や仕上げなどの作業が多いです。

この活動に参加しているご縁で、昨年は二度宮城県の被災地にお邪魔しました。
 写真の展示場所で、写真のもとの持ち主の方がきれいになった写真を見つけて喜んでおられる姿を見て、この活動の意味をあらためて考えました。
また、津波で流されたまちを案内していただき、被災された方々が失ったものについて考えました。
震災で被害にあわれた方々が、思い出の写真が戻ることによって少しでも力が湧いたり、ホッとすることができればと思います。
今はまだ写真を探したり見たりするのが辛いという方や写真を探す余裕のない方も、何年か後に、写真を探したいという気持ちになるかもしれません。
そのときまでできるだけいい状態で写真を保管できるよう、きれいにしていきたいです。

私は昨日が今年初めての参加でした。
微力ながら、今年も少しでもお役に立つことができればと思っています。
写真を探しておられる方のもとへきれいになった写真が戻ることを願って、一枚一枚の写真と向き合っていきたいです。

MM思い出返し隊 http://blog.livedoor.jp/shashin_senjo/

2013年1月2日水曜日

あけましておめでとうございます 2013


南天。
「難を転ずる」に通じることから、縁起の良い植物とされています。
サムホールサイズの水彩紙に、マッチカラーという水彩絵具で描きました。

昨年お世話になった皆様、誠にありがとうございました。
皆様どのようなお正月をお過ごしでしょうか。
皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
私は元日はさいか屋藤沢店で開催された湘南のハワイアンデュオ「LauLa」のミニライブを聴きに行き、夕方からはテレビで放映された映画「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」を観ました。

LauLaの演奏と歌声は力強くさわやかで、ハワイアンナンバーと日本語のオリジナルナンバーを生で楽しむことができました。
近場でこのようなライブを聴けるのは嬉しいです。

「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」はキューバ音楽のドキュメンタリー映画で、以前から興味があったのでこの機会に観られてよかったです。
「生きること」と「表現すること」について、あらためて考えさせられました。
この映画に登場するミュージシャンは皆笑顔が輝いていました。
生きているといろいろと大変なこともあるけれど、限りある人生、悔いのないように自分が本当にやりたいことをやっていきたいと素直に思いました。素晴らしい映画。

家にはお重もないし、立派なおせち料理を用意する余裕もないけれど、少しでもお正月らしくなるように大晦日は朝からお正月用の黒豆を煮て、夜、松前漬けと筑前煮を作り、元旦は田作りを作って紅白のかまぼこを切りました。少しはお正月らしくなったかな。
もっといろいろな料理を作れるようになりたいです。
絵もたくさん描きたい。
絵を描くこともそれ以外のことも、自分のこの両手を使って何ができるか、今年も挑戦していきたいです。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。