2013年1月28日月曜日

第61回 東京藝術大学 卒業・修了作品展

上野で東京藝術大学の卒展を見てきました。

作品数が多く、全てを見ることはできませんでしたが、印象に残ったのはネイルチップ(付け爪)のようなもので作られた花の写真の作品群や、長方形の布にボタンホールがたくさんあってボタンの留め方で何通りにも着られる服の作品、回転する部屋の作品等です。

ネイルチップの作品は、女性らしい発想が面白いと思いました。
服の作品は、いろいろなボタンの留め方で服を着ていく人の映像が流れているのがよかったです。
回転する部屋というのは、鉄棒の前回りみたいな感じで木の箱のような部屋(床にはちゃぶ台のようなものがあります)が回転するのですが、ものすごい音がして、部屋の中にあるものがめちゃくちゃに飛び跳ねています。

大胆な発想の作品がたくさんあって、良い刺激を受けました。
自分のことを振り返ってみると、私は自分の考えを枠にはめすぎているかもしれないと思いました。
現実的に自分にできることにはいろいろな制約があっても、頭の中はもっと自由になれるはずです。
奇抜な作品を作るのではなくても、物事を見る視点をちょっと変えてみたりして「普通だけど面白い」というような作品を作ることもできるのではないかと、回転する部屋を眺めながら思いました。

夜は韓国料理をいただきました。
体が温まって美味しかったです。

2013年1月25日金曜日

カフェ・ウィステリア 熊谷明子のハート展

一昨日、東京都千代田区平河町のカフェ・ウィステリアで、「熊谷明子のハート展」を見てきました。
上品な雰囲気のカフェに、きれいな色使いの油彩作品が展示されています。
どれも抽象的な絵で、ハートをモチーフにした作品が中心です。
熊谷さんは大学時代の同級生で、作品に彼女の優しい人柄がよくあらわれていると思いました。
同級生の作品を卒業後も見られるのは嬉しいです。

カフェ・ウィステリアは東京メトロ半蔵門線半蔵門駅1番出口から徒歩約3分、有楽町線麹町駅1番出口から徒歩約5分です。
営業時間は9:00~18:30、土日祝日はお休みです。
私は一昨日はランチをいただきました。
ちょっと大きめの丸いパンの器にビーフシチューが入っているのと、サラダとコーヒーのセットにしました。
パンの器をちぎってシチューをつけながら食べると美味しいです。
食器も素敵でした。

この展覧会は、2/1(金)までです。

2013年1月21日月曜日

KAYA gallery+studio 渡邉初代 水彩画展

鎌倉のKAYA gallery+studioで開催された、 渡邉初代さんの水彩画展を見てきました。
透明水彩で描かれた植物や静物は柔らかい雰囲気で、ふわっとした空気感に惹きつけられました。
モチーフをカッチリ描き込まずにぼかした感じとか、優しい色使いが印象的で、ギャラリーの明るい空間とよく合っていました。
作家さんやその場にいらした方とお話したり、良い時間を過ごすことができて嬉しいです。
帰りにギャラリーの近くの川でカワセミを見かけました。

この展覧会は、本日(1/21)終了しました。

2013年1月19日土曜日

皿の上のさくらんぼ



皿の上のさくらんぼ。
昨年のカフェ・ド・ルノンでの堅田 あずさ・堅田 萌 二人展 2012で展示した絵です。
キャンバスにアクリル絵具で描きました。大きさは、F30です。
この絵を描いたときは、さくらんぼを食べながら描きました。
食べ物は見るだけではなく味わうことで、より本質に近づけるような気がします。

先日、「シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~」という映画を家族で観ました。
最近は忙しくて映画館に行っていなかったのですが、映画好きの夫に誘われ、ジャン・レノが出演していて内容も面白そうだったので行くことになりました。
私は学生時代に大学の図書館でリュック・ベッソン監督の映画でジャン・レノが出演している「グラン・ブルー」「ニキータ」「レオン」のLDを観て、その後「RONIN」「WASABI」を観ました。
ジャン・レノの風貌とか、表情が味わい深いところが素敵だなと思います。
「シェフ!」はコミカルで大人も子供も楽しめる映画でした。
面白いだけではなく、工夫することの大切さや料理を作るときに大切なことは何か、生きていく上でうまくいかないことがあっても人はやり直せるということを考えさせてくれる映画でした。
観終わったあと明るい気持ちになって、私も自分にできることを精一杯やっていきたいと思いました。

2013年1月14日月曜日

写真洗浄活動

東日本大震災の津波で流された写真を洗浄して被災地にお返しする活動に、2011年9月から参加させていただいております。

東北の方々が震災で大変な思いをされているのをニュースなどで知って胸を痛めながらも、子供がいることもあり東北で活動するのは難しく、自分が生活している神奈川県でできることを探した結果、この活動にたどり着きました。
私は自分の家族や友人の写真を、大事にしています。
津波で流されてしまった写真も、どなたかが大事にされていた写真であり、それをきれいにして元の持ち主にお返しするのは、大切なことだと思います。
私が参加しているのは、横浜みなとみらいの「MM思い出返し隊」です。
事務局の方や他の参加者さんが真面目で親切なので、私も参加を続けることができています。
諸事情により参加できないときもありますが、、基本的には夫の仕事が休みの日(土日どちらか)に夫と子供に留守番をしてもらって参加しています。
「写真洗浄」といっても、最近は「洗う」というよりは修復や仕上げなどの作業が多いです。

この活動に参加しているご縁で、昨年は二度宮城県の被災地にお邪魔しました。
 写真の展示場所で、写真のもとの持ち主の方がきれいになった写真を見つけて喜んでおられる姿を見て、この活動の意味をあらためて考えました。
また、津波で流されたまちを案内していただき、被災された方々が失ったものについて考えました。
震災で被害にあわれた方々が、思い出の写真が戻ることによって少しでも力が湧いたり、ホッとすることができればと思います。
今はまだ写真を探したり見たりするのが辛いという方や写真を探す余裕のない方も、何年か後に、写真を探したいという気持ちになるかもしれません。
そのときまでできるだけいい状態で写真を保管できるよう、きれいにしていきたいです。

私は昨日が今年初めての参加でした。
微力ながら、今年も少しでもお役に立つことができればと思っています。
写真を探しておられる方のもとへきれいになった写真が戻ることを願って、一枚一枚の写真と向き合っていきたいです。

MM思い出返し隊 http://blog.livedoor.jp/shashin_senjo/

2013年1月2日水曜日

あけましておめでとうございます 2013


南天。
「難を転ずる」に通じることから、縁起の良い植物とされています。
サムホールサイズの水彩紙に、マッチカラーという水彩絵具で描きました。

昨年お世話になった皆様、誠にありがとうございました。
皆様どのようなお正月をお過ごしでしょうか。
皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
私は元日はさいか屋藤沢店で開催された湘南のハワイアンデュオ「LauLa」のミニライブを聴きに行き、夕方からはテレビで放映された映画「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」を観ました。

LauLaの演奏と歌声は力強くさわやかで、ハワイアンナンバーと日本語のオリジナルナンバーを生で楽しむことができました。
近場でこのようなライブを聴けるのは嬉しいです。

「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」はキューバ音楽のドキュメンタリー映画で、以前から興味があったのでこの機会に観られてよかったです。
「生きること」と「表現すること」について、あらためて考えさせられました。
この映画に登場するミュージシャンは皆笑顔が輝いていました。
生きているといろいろと大変なこともあるけれど、限りある人生、悔いのないように自分が本当にやりたいことをやっていきたいと素直に思いました。素晴らしい映画。

家にはお重もないし、立派なおせち料理を用意する余裕もないけれど、少しでもお正月らしくなるように大晦日は朝からお正月用の黒豆を煮て、夜、松前漬けと筑前煮を作り、元旦は田作りを作って紅白のかまぼこを切りました。少しはお正月らしくなったかな。
もっといろいろな料理を作れるようになりたいです。
絵もたくさん描きたい。
絵を描くこともそれ以外のことも、自分のこの両手を使って何ができるか、今年も挑戦していきたいです。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。