2013年3月29日金曜日

高知 2013

高知県の夫の実家に帰省したときのお話。

3/21の朝、途中下車して1泊した京都を出発して高知へ向かいました。
岡山まで新幹線に乗って、その後は土讃線特急で高知駅へ。
薊野西町の土佐海というお店でおいしい鰹をいただいたあと、高知市南金田にあるアートゾーン藁工倉庫の藁工ミュージアムに行きました。

藁工ミュージアムでは、3/31(日)まで野菜が主役の展覧会「ベジアートフェスタ」が開催されていて、私と娘の葉書サイズの野菜の絵も展示されています。
私はスナップえんどうの絵で「azu」というサインが入っていて、娘はラディッシュの絵で「M.K」というサインが入っています。
他にもたくさんの野菜の絵が展示されていて、思わず「そうきたか!」と唸ってしまうような作品もありました。
そして、高知県四万十市出身の漫画家安倍夜朗氏作「深夜食堂」の原画も展示されていました。
「深夜食堂」は高知に行く前に第二集まで読んだのですが、原画は印刷物よりさらに美しく感じられました。
線は細く、柔らかいけれど画面全体に緊張感が漂っていて、作者の美意識のようなものを感じました。
食べ物の絵も、サラッと描かれているように見えても説得力があるし、お話も面白いです。

藁工アートゾーン  http://warakoh.com/

その後は夫の実家に行って、親戚の人達に会ったり桜を見に行ったりして、3/24に飛行機で帰ってきました。
高知に春に行ったのは初めてで、植物が力強く生き生きとしている様子を見ることが出来ました。

2013年3月26日火曜日

京都 2013

3/20、高知県の夫の実家に向かう途中、京都で途中下車しました。
私は小学校の途中から高校を卒業するまで大阪府に住んでいて、高校は京都の高校に通い、土曜日の放課後などに京都のギャラリーを巡って良い刺激を受けました。
また1回か2回しか行ったことがなかったけれど、何必館という祇園の美術館の庭のある5階がずっと脳裏に焼き付いていました。
昨年のお正月に高知に行ったあと京都で途中下車するまで、10年以上行く機会がなかった京都。
今回は何必館と高校時代にときどきお邪魔していたGallery Galleryに行きました。
Gallery Galleryと同じ寿ビルの子どもの本専門店メリーゴーランド京都では、nakaban展「話の続きを」が開催されていて、こちらにもお邪魔しました。

錦市場のカフェで昼食をいただいてからGallery Galleryへ。
弥永保子SHIBORI展「南の島から」が開催されていました。
しんとした白い空間に、海の生物のような、柔らかい感じのテキスタイル作品が浮遊していました。
石井 香久子さんの白っぽい抽象的なテキスタイル作品も拝見しました。
いろいろな作家さんがそれぞれに作品を展示しているSHOWCASE GALLERYも面白かったです。

同じ階のメリーゴーランド京都では、nakabanさんの展覧会を拝見しました。
それぞれの作品は小さいけれど、吸い込まれそうな深い色、独特の世界観を堪能しました。

何必館では、上野憲男展が開催されていました。
大胆に原色を使った抽象画、大きな作品も迫力がありますが、UENO NORIO BOXシリーズという、箱型の作品群も面白かったです。
そして、ずっと行きたかった5階に行きました。
5階の展示室は一部が庭になっていて、室内と外がつながっています。
天井が丸くくりぬかれていて、そこから降ってくる雨が、庭の木や苔に降り注いでいました。
私はこの空間で雨が降るのを眺めるのが好きで、今回、夫と娘とこの景色を共有できたことがとても嬉しいです。

その後、銭湯に行って、ゲストハウス錺屋に1泊しました。
五条通にある、大正時代に建築された町家を改装されたレトロな雰囲気のゲストハウスです。
私達が宿泊したのは縁側からお庭が見えるトリプルルームという和室でした。
宿泊費は3人で8000円(一人当たり約2700円)でした。
ゲストハウスに泊まったのは初めてでしたが、お花が飾ってあったり、スタッフの方も親切で、ほっとするような空間でした。
京都に行く機会があったらまた泊まりたいです。

ゲストハウス錺屋 http://www.kazari-ya.com/index.html

2013年3月19日火曜日

3本の黄色いカラー


 
3本の黄色いカラー。
2012年に描いた絵です。
F8のキャンバスにアクリル絵具で描きました。
カラーはシンプルな形が好きで、ピンクやグリーンのカラー、黒っぽいチョコレート色のカラーもいつか描いてみたいです。
 
今日は、娘の小学校の卒業式でした。
落ち着いた雰囲気の、いい卒業式でした。
おかげさまで無事に小学校を卒業できたことを嬉しく思います。
また、5年生に続き、6年生も娘は1日も欠席せずに登校することができました。
低学年の頃は風邪をひいたり、インフルエンザで欠席したこともあったので、だんだん体が丈夫になってきたのかな、と思うと嬉しいです。
振り返ってみるとこの6年間という時間は、とても大きいものだったと思います。
大変なこともたくさんあったけれど、ひとつひとつ乗り越えるたびに、娘も私も成長できたように思います。
私は最近、赤ちゃんや小さな子供を見ると「かわいいな」と思うのですが、自分の娘が小さいときには、将来への不安が大きかったり日々のやるべきことに追われて、なかなか娘と向き合う余裕がなかったような気がします。
親としての責任もあるし、苦しいときも何とか頑張ってきたから「今」があるのかもしれないけれど、最近はもう少し子育てを楽しめばよかったなと思ったりして、余裕がない中でも目の前にいる自分の娘となるべく向き合っていきたいと考えています。
中学校に入ったら生活も変わって、娘と私の関係も変わっていくかもしれないし、まだまだ大変なこともあるかもしれないけれど、一緒に過ごす時間を大切にしていきたいです。

2013年3月14日木曜日

カルダモンと黒胡椒

 
カルダモンと黒胡椒。
最近描いたドローイングです。
193mm×268mmの水彩紙にインクで描きました。
カルダモンは気分がスッとするような、独特の香りがします。

最近、デザイナー原 研哉さんの「ポスターを盗んでください」(新潮社)という本を図書館で借りてきて読んでいます。
この本は小説新潮の1991年1月号から1995年3月号まで連載された文章に加筆され、まとめられたものです。
自分のデザインしたポスターが盗まれたら嬉しいというデザイナーがいる一方で、ポスターが盗まれたら困るという方々もいるかもしれませんが、それはともかく、この本は内容も面白いし、青と白のシンプルな装丁も印象的です。
原 研哉さんのものの見方、考え方やデザインに対する姿勢が生き生きとした文章で書かれていて、読んでいてとても勉強になります。
ひとつひとつの文章は比較的短く、時間を見つけて少しずつ読み進めています。

2013年3月11日月曜日

東日本大震災から2年

東日本大震災から今日で2年が経ちました。
あらためて、震災で亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、被害にあわれた方へ心よりお見舞い申し上げます。

昨日の午前中は写真洗浄活動に参加させていただき、家に帰ってからは、家族で東日本大震災に関するテレビ番組を見ました。
今日は14:46に黙祷をささげました。
自宅に用意していた非常持ち出し用の荷物を点検したら、非常食が古くなっていたので、乾パンとミネラルウォーターを買ってきました。
以前から持っているラジオはボロボロなので、手巻き充電、携帯電話の充電ができて、ラジオ、サイレン機能があり、ライトとしても使えるダイナモライト+モバイルチャージャーを買ってきました。
明日、もう一度非常持ち出し用の荷物を整理したいと思います。

テレビで震災に関する番組を見ていると、被害のあまりの大きさに対して、今の自分の立場でできることがあまりに小さいことをあらためて思い知らされます。
でも、何もできないわけではないと思うので、自分の時間・お金・体力などを考慮して、小さくてもできることをやっていきたいと思います。
今日も娘と一緒に震災に関するテレビ番組を見ました。
娘に震災のことを伝えていきたいと思います。
そして、日々の子育てや、私にとって大切な絵を描くということを一生懸命やっていきたいです。
自分に与えられた時間を、悔いのないように過ごしていきたいです。

2013年3月9日土曜日

あとりえ梅庵 『梅』展 vol.4

鵠沼桜が岡のあとりえ梅庵で開催されている『梅』展 vol.4を見てきました。
あとりえ梅庵さんに伺ったのは初めてで、古いお家を改装された素敵な場所でした。
お庭には、梅の花が咲いていました。
10名の作家さんによる梅をテーマにした『梅』展は、絵や陶芸、染布など、多彩な内容です。
この展示を教えてくださった参加アーティストのオカダカコさんの梅の絵はカラフルで春らしい楽しさに溢れています。
また、丸山晶子さんの染布は、色使いがユニークでワクワクするような作品です。
今日私がお邪魔したときは、たくさんの方がいらしてとても賑やかでした。
皆さん、思い思いに春の休日を楽しまれているようでした。

この展覧会は2013/3/9(土)、10(日)、11(月)と15(金)、16(土)、17(日)の開催です(詳しくはあとりえ梅庵さんのHPをご覧ください)。
あとりえ梅庵 http://ume-an.com/

2013年3月7日木曜日

絹さやえんどう


絹さやえんどう。
一昨日描いたドローイングです。
水彩紙にインクで描きました。
大きさは、268mm×193mmです。
絹さやえんどうやスナップえんどうは、よく観察するととても面白い形をしています。
植物の色や形は多種多様ですが、それぞれに必然性というか、理由があるのだと思います。
そういうことを考えながら植物を描いていると、いつまでも飽きることがありません。

2013年3月5日火曜日

水菜

 
水菜。
最近描いたドローイングです。
大きさは、268mm×193mmです。
絵は何でもそうかもしれませんが、特にドローイングは描いたときの自分の状態がそのまま絵に出る気がします。
なるべく頭の中を空っぽにして、目の前の植物と向き合うのがいいようです。
 
今日は二十四節気の啓蟄だそうです。
冬ごもりしていた虫が地上に出てくる頃とされているそうです。
この時期は花粉症がちょっとつらいけれど、日ごとに暖かくなってきているのは嬉しいです。

2013年3月4日月曜日

藤沢市民ギャラリー アントニン・レーモンド 遠藤 新 展

藤沢市民ギャラリーで開催されていた、アントニン・レーモンド 遠藤 新 展に行ってきました。
藤沢市30日美術館として企画された、フランク・ロイド・ライトに師事したアントニン・レーモンドと遠藤 新の建築展です。

私は建築についてはほとんど知識がありませが、遠藤 新は旧近藤邸を設計した人で、旧近藤邸は今は藤沢市民会館の前庭に移築されていて、私も図書館へ行く時などに前を通ります。
また、婦人之友社や自由学園とかかわりがあったようで、自由学園明日館をフランク・ロイド・ライトと設計したそうです。
私は婦人之友社の「かぞくのじかん」という雑誌を以前購読していて、家庭之友(婦人之友の前身)を創刊し、自由学園を創立した羽仁もと子さんが創案された家計簿を今使っているので(まだ使いこなせていませんが)、興味深かったです。
アントニン・レーモンドが設計した建築物は、旧藤澤カントリー倶楽部クラブハウス(通称 グリーンハウス)が藤沢にあるので、機会があったら見てみたいです。

緻密に作られた模型や図面を見て、全体の強度等も考えながら細部のデザインにも気を配って設計されていると感じ、このような建築物は時間が経ってもできればずっと残っていって欲しいと思いました。
私は建築模型や図面を自分で作ったことはないけれど、以前画材店で働いていたときに模型の材料や製図用品も販売していたので、模型や図面を見るのも面白かったです。
自由学園明日館の古い木製の椅子がかわいいデザインで印象に残りました。
自由学園工芸研究所の積み木も展示されていました。

自分があまり知らない分野の展示を見に行くのも新しい発見があるし、勉強になりますね。
この展覧会は昨日3/3で終了しました。