2013年2月26日火曜日

東京五美術大学連合卒業・修了制作展/文化庁メディア芸術祭

2/23(土)に六本木の国立新美術館に行って、東京五美術大学連合卒業・修了制作展と文化庁メディア芸術祭を見てきました。

五美大展で展示されていたのは日本画・油絵・版画・彫刻です。
私は国立新美術館での五美大展に行くのは初めてでした(私が学生だったときは、上野で五美大展をやっていました)。
先日上野で見た芸大の卒展とはまた違って、はっちゃけた感じの作品もあり、いかにも美大という感じの自由な雰囲気が楽しかったです。
個人的には、版画と彫刻が面白い作品が多かった気がします。
特に版画は、小さい作品の中にも凝縮された世界が表現されていて、一枚一枚を見るのが楽しかったです。
日本画・油絵は大画面の作品が大量に展示されていて、それぞれの人の個展などを見るのとは異なる印象になると思いますが、たくさんの人の作品を一度に見られるのが、卒展の良さなのかもしれません。
私が卒業した女子美の洋画専攻の作品を見ていると、大きなアトリエを皆で共有して制作した学生時代を思い出しました。
それぞれの作品に対する様々な評価はともかく、私が女子美で学んだ一番大切なことは、性格とか、作風とか、価値観の違いをお互いに認め合って共存するということだったなあと思いました。

文化庁メディア芸術祭は、薄暗い会場に人がたくさんいて圧倒されましたが、宮沢賢治原作のアニメ映画「グスコーブドリの伝記」を少し見ました。
キャラクター原案はますむら・ひろしさんで、私は以前月刊MOEで連載されていたますむらさんの「アタゴオル玉手箱」を読んでいたときがあるので、興味深かったです。
「グスコーブドリの伝記」、宮沢賢治の原作も読んでみたいです。
文化庁メディア芸術祭は、初めて行ったということもあり全体を把握できなかったのですが、アニメの原画なども展示されていて、たくさんの人が見に来るのも頷けるイベントでした。

平成24年度第36回東京五美術大学連合卒業・修了制作展は、3/3までです(2/26(火)は国立新美術館の休館日です)。
平成24年度第16回文化庁メディア芸術祭受賞作品展は、2/24に終了しました。

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