2012年5月7日月曜日

福島・茨城

GWに福島・茨城に行ってきました。

常磐線で、最初に福島県いわき市に行ってから茨城県北茨城市へ。
東日本大震災の津波で流失し、再建された岡倉天心ゆかりの六角堂が見えるホテルに泊まりました。
翌日、茨城県天心記念五浦美術館に行きました。
岡倉天心記念室でいろいろな資料や横山大観の葉桜の掛け軸などを見たあと、佐藤美術館コレクション「花鳥風月 四季によせる想い」を見ました。
桜の絵もいろいろあり、美術館の作品でお花見ができました。
片岡球子さんや小倉遊亀さんの作品も展示されていました。
堀文子さんの「流れ行く山の季節」という大きな絵が、素晴らしかったです。
その後、福島県いわき市へ行き、山の中にある勿来関跡で源義家銅像を見て、散策をしました。
移動中、津波の被害を受けたところや、地震の揺れで屋根瓦が崩れてしまった家を見ました。

移動中やホテルの部屋で、先日読み始めた宮沢賢治の「注文の多い料理店」(新潮文庫)を読みました。
19編の童話が収録されていて、中でもこの本のタイトルになっている「注文の多い料理店」の話は視点を変えて物事を見る面白さがあります。
どれも童話なのだけど、人間がどのように自然と共存すべきか、よく考えられています。
今大変なことになっている原発の問題、皆がこの本を読んで自然との共存や子供達の未来について真剣に考えていれば、起こらなかったのでは?と思ってしまいます。
まだ途中までしか読んでいないので、ゆっくり読み進めたいです。

久しぶりだったのに、あたたかく迎えてくれた親戚の人達に感謝。
本当にいろいろ大変だと思うけれど、皆元気でいてほしいです。

帰りの常磐線の特急から、あちこちで田植えの作業をしている人達の姿が見えました。
きれいに田植えをされた田んぼは、まるで芸術作品のようでした。

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