2012年4月22日日曜日

スターチス  紫


紫のスターチス。昨年の終わり頃描いた絵です。
F8のキャンバスにアクリル絵具で描きました。
スターチスは、よく見ると不思議な形をしていて面白いです。

長嶋 有さんの『猛スピードで母は』を読みました。
私が読んだのは文春文庫で、『サイドカーに犬』と『猛スピードで母は』がおさめられています。
二つの話にそれぞれ母親が登場するのですが、どちらも変に美化されていないところがいいと思いました。
一般的な母親像の枠からずれているかもしれないけれど、母親としての筋を通していて、「母親って元来こういうものなのかも?」と思ってしまいそうになるほど、リアリティーがありました。

それから、佐藤忠良さん/安野光雅さんの『ねがいは「普通」』(文化出版局)を読みました。
このお二人が『ねがいは「普通」』とおっしゃると凄みさえ感じられますが、「物事の本質をつかみたい」という意味なのだろうと思いました。
先日佐藤忠良さんの作品を仙台で見て、彫像はもちろん素晴らしかったのですが、木の素描もとても印象に残っています。
この本にも木の素描が載っていて、力強さと、木をよく観察して描かれていることが伝わってきます。。
安野光雅さんの作品は印刷物でしか見たことがないので、いつか実物を見てみたいです。
『旅の絵本』等が私は好きです。

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